こんな人におすすめ
新しいことに挑戦する勇気が欲しい方
おすすめの理由
もしもあなたが、今まで誰もやったことのないような、新しいことに挑戦するとします。
すると、きっと友人や家族、同僚などから次のように言われるでしょう。
「そんなことできっこない」
「周囲の人と同じようにしたほうが安定した良い人生が歩める」
「変なことをして失敗したらどうするんだ」
これらはきっと親切心からのアドバイスでしょう。
たしかに、前例の無いことに挑戦することには大きなリスクが伴いますので、これらのアドバイスも間違いではありません。
ただ、私はこの本を読んでみて、
著者からの
「リスクを負ってでも新しいことに挑戦しなさい!挑戦するからこそ大きなチャンスを掴むことができるんだ!」
というメッセージを受け取った気がします。
本書は、このように新しいことに挑戦するか、迷っている方の背中を押してくれる本になっています。
あらすじ
主人公の伊福大祐は高校3年生のときに、転校生の長森真苗と出会います。
彼女に一目ぼれした大祐は、ある日真苗の秘密を教えてもらうことに。
真苗は、普通の高校生ができないような多くの体験をしていました。
大祐は彼女の影響を受けることで、その後の人生観が大きく変わっていきます。
主な登場人物
伊福大祐
物語の主人公で高校3年生。転校生の長森真苗に一目ぼれする。
長森真苗
転校生で、高校3年生の春から大祐のクラスメイトになる。
宮下先生
大祐と真苗の通う高校で、日本史の教師をしている。
本書の名言
ここでは、本書を読んで印象に残った言葉を紹介させて頂きます。
ここからはネタバレを含みますので、ご注意ください。
五年後の自分の可能性を舐めるなよ
君らは、これから大きな存在になれる可能性の塊だということを忘れちゃいかん。人間はたったひとつのきっかけで、信じられない変化を遂げる生き物や。
五年後の自分の可能性を舐めるなよ
五年後の自分の可能性を舐めちゃダメだ。本気で生きる人間の五年後は、世の中の誰も想像することなんてできない。
本作を読んで、これらの言葉にはかなり元気づけられました。
「五年後の自分の可能性を舐めるなよ」
こんな言葉は初めて聞きましたが、グッときました。
たしかにこれから五年後に自分が何をしているか、どんな人間に成長しているか、想像できませんよね。
五年というのは案外長い時間です。
この期間本気で取り組めばたいていのことは形になるのではないでしょうか。
つまり大人になってからでも、新しいことに挑戦するのは遅くないということですね!
上記の言葉は作中で宮下先生が高校生に伝えたものですが、30代以上の大人にも刺さるセリフだと思いました。
成功している人の共通点
自分のやりたいことをやって成功している人には、ある共通点がある。それは、事前にどう計算しても誰もが「それはできない」と思うようなことに挑戦しているということだ。そして、その不可能を可能にするのに必要な人との奇跡のような出会いを経験しているということだ。
本気で生きる人には、必ずその夢の実現を応援する人が現れる。
確かに成功者と呼ばれる人の経験談を聞くと
「自分には到底できないな…。」
と思うような話が多いです。
ただ、当たり前ですが普通の人ができないと思うことに挑戦したから、成功者と呼ばれているのですね。
もちろんその人自身も優秀なんでしょうが、それ以上にその挑戦をする勇気自体がすごいことなんだと思いました。
全体の感想
今回紹介した本は、喜多川泰先生の作品になります。
恋愛小説でもあり、勉強にもなる。
そんな内容でした。
物語のスタートは高校3年生で、当時の大祐と真苗は卒業後の進路について考えていました。
しかし、物語が進んで22歳になった二人の進路は、高校3年生の時点では想像もしていなかったものとなりました。
やはり、将来のことはまったく予想できないなと思います。
私が作中で最も印象に残っている言葉は、「五年後の自分の可能性を舐めるなよ」です。
新しいことに挑戦した人の五年後は、可能性に満ち溢れていると感じました。
自分自身も、新しい挑戦をするか迷っていたのですが、背中を押されたように感じます。
今回の本は、「スタートライン」というタイトルです。
このタイトルの通り「この本を読んだときが新しい挑戦のスタートだった」と胸を張って言えるように本気で取り組んでいきたいです。
自分と同じように、新しいことに挑戦するかどうか迷っている方、背中を押してもらいたい方に特に読んで頂きたい本になります。
ぜひ読んでみてください!
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