【わたし、定時で帰ります。】朱野帰子|あらすじと名言、そして感想を紹介!

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あらすじ

主人公の東山結衣は、定時で退社することを信条とし、プライベートを大事にするべきだと考えています。

そんな結衣は、残業必至の炎上案件を担当することになってしまいました。

結衣がチーム全員が残業せずに帰れるように調整しようとするが、なぜか残業前提でこの案件に立ち向かおうとするメンバーたち。

結衣は知恵を振り絞り、なんとか皆が無理せず働ける状況を作ろうと奔走していきます。

本書の名言

ここでは、本書を読んで印象に残った言葉を紹介させて頂きます。

ポンジロウ

ここからはネタバレを含みますので、ご注意ください。

体を休めることの重要性

有給は必要だ。誰にだって体や心のバランスが崩れる日がある。心身の悲鳴を無視して働けば、回鍋肉のおじさんのように永遠の休みをとることになる。

回鍋肉のおじさんというのは、結衣の行きつけの店で常連客だった人です。

結衣とも顔見知りでしたが、働きすぎて職場で亡くなってしまいました。

私の周りでは、過労死になった人はいません。

ただ、ストレスからの精神疾患により、仕事が思うようにできなくなった知り合いは何人もいます。

自分の体が限界だと思ったら、勇気をもって休む。

体や心を壊してしまったら、かなり厄介なので、この勇気を持つことはかなり重要なことだと思います。

全体の感想

定時までに仕事を終え、颯爽と退社するキャリアウーマンの物語で思い出すのが、10年ちょっと前に放映されたテレビドラマ「ハケンの品格」です。

そのドラマでは、スーパー派遣社員の大前春子がバンバン仕事を片付けていき、颯爽と定時で帰っていたのを覚えています。

ただ、今回の物語では、定時で帰ること自体は目的ではなく、私生活や体を大事にする手段のひとつに過ぎないように感じました。

主人公の結衣は、チーム全体が早く仕事を終えることができるように様々な工夫をしていきます。私自身の仕事でも使えそうな工夫があったので、応用してみたいと思いました。

結衣のチームメンバーも、こういう人いるよね!という個性的な面々(少し極端でしたが)が揃っていて面白かったです。

最初から最後まで面白かったのですが、特に物語の後半1/3くらいは、物語が急展開します。

一気に読み切ってしまうほど引き込まれるので、ぜひ読んでみてください!

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この記事を書いた人

キンドルを使用し始めてから、読書量が急激に増え、人生が変わった30代ブロガーです。
キンドルの魅力についてや、おすすめの本について紹介しています。

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