あらすじ
星印工場の炎上案件をなんとか乗り越えた結衣たちは、以前のような日常を取り戻しつつありました。
ところが、4月となり結衣の職場にも新人が5人配属され、管理職となった結衣も新人教育を担当することになります。
個性豊かな新人たちの教育に四苦八苦し、職場は大混乱。
そんな中、結衣たちはスポーツウェアメーカーであるフォース株式会社のコンペに参加することになります。
しかし、そこは古い体質の超体育会系の会社だったのです。
本書の名言
ここでは、本書を読んで印象に残った言葉を紹介させて頂きます。
ここからはネタバレを含みますので、ご注意ください。
危機感がないと、人は本気で変わろうとしない
結衣が上海の企業からのヘッドハンティングを断って職場に戻ると、新人たちが見違えるように仕事をこなせるようになっていました。
危機感がないと、人は本気で変わろうとしない
これは、その状況を目の当たりにして驚いた結衣に賤ケ岳が伝えた言葉です。
結衣が職場からいなくなったら、誰も守ってくれなくなる。
そう思った新人たちは、危機感を持って仕事を覚えていったようです。
似た状況は私自身にも覚えがあります。
頼れる先輩がいるとすごく安心できるのですが、その代わりに危機感がなくて成長できないなと思います。
逆に、私自身が一番成長したと思うのが、頼れる人がいなくて、自分だけで仕事を切り抜けたときです。
誰にも頼れないと思うと、かなりの危機感があるため、自分でかなりの下調べをして、考えて行動するようになります。
全体の感想
今回の物語は、前回のブログで紹介した「わたし、定時で帰ります。」の続編です。
星印工場の案件を乗り越え、結衣たちは平和な日常を取り戻していました。
ところが、古い慣習がいまだに残っているフォースの案件に乗り出したことで、再び平和な日常が崩れていきます。
管理職となった結衣の苦労や、5人の個性的な新人たちの教育、さらには晃太郎との恋愛の行方など、今回も盛りだくさんの内容です。
「わたし、定時で帰ります。」を読んだ方には是非とも読んで頂きたい一冊です。
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